お客様の声
十数年前に導入したERPシステム、R3をリプレースせざるを得なくなりインジェニティーにシステムの見直しを依頼しました。

我々にとって遠く離れたアジアのオペレーションは、ユーザーとの言葉の壁もあり数千万円単位の投資には多少の不安もありました。

インジェニティーには、ハードのリース契約及び保障契約、メンテナンス契約を見直してもらい、その上で事業形態や組織の変化に伴って発生する倉庫、営業業務フローの見直しをお願いしました。

日本法人には独立したシステム部が存在しないため、これまでは外部委託及びスイス本社のサポートでシステムを運用してきました。しかし今回のリプレースは業務内容の詳細把握が必須です。必ずしも現状のシステムサポートをしている者が詳細を解っているわけではなく、またその社内リソースも無かったので、今回、インジェニティーにシステム・業務両面で見直し・アドバイスをお願いしました。また外部システムコンサルタントとして、システム導入時の弊社側のプロジェクトマネージメントもお願いしました。

元々本社ではERPのリプレースは、最新のパッケージソフトを導入する事を想定し、予算を見積もっていました。アジアのオペレーションはヨーロッパにある国際倉庫、本社システムとの連携も必要となってくるため、拡張性、柔軟性は重要な問題です。

また基幹システムのためデータの安全性も重視しました。

インジェニティーは既存業務と今後の業務計画を把握し、予算内で導入できるパッケージを7社選択。更に、拡張性、ラニングコスト、費用対効果を検証し3社に絞り込んでくれました。弊社の業務フローに照らし合わせると、意外にもパッケージ製品は使わない機能や処理が数多くあると解り、パッケージ以外のソリューションも視野に。

インジェニティーさんと一緒に私と日本法人社長で3社を訪問し検討した結果、最終的にはパッケージソフトではなく、国内ベンダーが作ったシステムをカスタマイズしてもらい、市販財務ソフトを組み合わせる形で導入を行いました。

日本国内は東京本社を含め4営業所とタイの縫製工場に予定通り導入完了。当初のパッケージ製品導入の予算より2,000万円ほど、安く導入が完了できて、インジェニティーの提案力にとても満足しています。

本社から人を送ったり、専任のプロジェクトマネージャーを正社員として雇う事を思えば、インジェニティーに対する費用対効果は非常に高かったと言えます。

インジェニティーが業務フロー分析を行って結果、様々な非標準的作業や非効率業務が見つかりました。現場が工夫しながら業務を行ってきた結果ですが、外部の客観的視点で初歩的な事から聞き取りを行って頂いたため、発見できたことが多くあります。インジェニティーは数週間、国内事務所、タイ工場の現場に張り付き、全ての部署に綿密に聞き取り調査を行って頂きました。

またインジェニティーの報告は常に迅速でした。我々スイス本社には常に英語で報告がなされ、時差を考慮しても全く時間の滞りが無かったと言えます。

スイス本社でのプリゼンテーションもインジェニティーが行い、その場で役員からの質問に的確に返答され、その能力とプロ意識の高さはとても印象的でした。